懐かしい曲について(長い)
私が中二病真っただ中の時に好きだった曲の話です。
昨日の夜、たまたま「あ、この曲昔めっちゃ聴いてたな」という曲を見つけてそこから黒歴史時代を彩ってくれた名曲の数々をプレイリストに突っ込んでいました。
あの頃は小難しい外国語や漢字、言葉を使った歌詞の曲がとにかく好きでして…
SoundHorizon、志方あきこ、ALI PROJECT…もう私のドハマりアーティスト様ですね。
なぜそこから長渕剛やアリスを好きになったのか自分でもわかりません。
ちょっと今回はいくつか激ハマりした曲をご紹介していきます。
掲げる祝杯 わが生は満ちても
果敢ない死の遊戯は果てもなく
砦に食い込む爪 孤高の鷲
羽搏きだけが舞い上がる
こういうことですよ。
いや、もうこの曲だけで分かってもらえますよね。
漢字と雰囲気…これは中二の私にとんでもなく刺さりましたね…アリカ様ってすげえなって。ちなみに今聴いてもこのセンスには震えますね。
常人には到達できないレベルです…
Love will give wish to all the people
あなた抱きしめた腕には哀しみも抱きしめられるわ
What should we do for the world
この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける
この曲はサビのリズム感がとことんクセになってループしちゃうんですよね…
あと普通に良い歌詞
創造主(かみ)に 見放されたこの世界
風花の舞いに解き放たれ 雪解けに目覚め光さす
そうですね、この頃のオタクは皆好きなワードがあります。
「終焉」「創造主」「現(うつつ)」…こういったワードがふんだんに盛り込まれてるのが志方あきこさんの曲です。
ただ、今聴いても声の美しさはもちろんなんですが、音楽全体の持つ宗教的な雰囲気というか…とにかくそこら辺の魅力がとんでもないですね。最近はシンプルが好まれる傾向にもありますが、こういったいろんな音に包まれてその世界に浸れる音楽もやっぱり良いですよね。
時を喰らう大蛇(Serpens) 灼けた鎖の追走曲(Canon)
狂い咲いた曼珠沙華(Lycoris) 還れない楽園(Elysion)
ぶっちぎりで私が聴いた曲です。
サンホラの中で一番好きなのがこのElysionのシリーズですね。
もはや曲というか聴く舞台というか…世界の作りこみが凄いです。考察も読んだりしたのですが頭がこんがらがって諦めました。
ちなみにサンホラ楽曲は「わしこれめっちゃ好きやってん」と言うと笑いものになる曲No.1なのですが、今聴いてもやっぱ好きなんですよね笑
確かにこの類の曲に触れずに育ってきた人がこの曲を初めて聞いたら「何コレ?」となる気持ちはめっちゃわかります。そらそうやわという感じです。
まあそんな私も、これらの曲とともにあの頃を思い出して「イヤーッ!」となる気持ちもありますが、15やそこらの歳に好きだったものを今でも魅力的だと思える自分に安心している部分もあります。
過去に夢中になったものが今でも自分の中で輝きを失わずに存在していて、今の私はまた新たに素敵なものを見つけて、愛しているものがただ増えていく。
私はなるべく、「魅力を感じるものの総数」を増やす生き方をしたいと思っています。
好きだったものに興味を失って新しい何かを好きになる、という場合も勿論ありますが、そういった入れ替え式ではなく、ただ増やす形が理想ですね。
それとなんとなく、過去の自分が好きだったものを否定すると自分自身に嘘をついているというか…あの頃の自分に申し訳ないような感覚もするんですよね。
というわけで、今日は無駄に長くなってしまいましたがここらで終わりにします。